1953-10-28 第16回国会 衆議院 外務委員会 第32号
○久保田説明員 初めの問題は純粋な法律問題であると思いますので、条約局長から御答弁願いたいと思います。 それから日韓会談におきまして韓国側が何をねらつておるかという向うの出方でございますけれども、これは日韓会談の各議題というものを表面から考えてみますと、一口に申しまして韓国は日本漁船を捕えて日本の痛いところを押えておきまして、あらゆる問題を一気に、しかも自分の言う通りに解決しよう、そういうふうなねらいだつたと
○久保田説明員 初めの問題は純粋な法律問題であると思いますので、条約局長から御答弁願いたいと思います。 それから日韓会談におきまして韓国側が何をねらつておるかという向うの出方でございますけれども、これは日韓会談の各議題というものを表面から考えてみますと、一口に申しまして韓国は日本漁船を捕えて日本の痛いところを押えておきまして、あらゆる問題を一気に、しかも自分の言う通りに解決しよう、そういうふうなねらいだつたと
○説明員(久保田貫一郎君) まだこちらにおるようでございます。その後は会議は行われませんけれども、まだ韓国に帰つておらない。日本におります。
○説明員(久保田貫一郎君) 実は日韓会談の決裂の原因と韓国側で言つておりまする私の委員会の席上の発言につきましては、韓国側にも委員会の席上で言つたのでありますけれども、前後の関係がわかりませんと人の発言の本当の意味というものはわかりませんからして、一部分だけを捉えて新聞なんかで言つてもらつては困ると言つておいたのでございますけれども、大体新聞の記事といいますものは、その場所だけが大きく出るものでございますから
○専門員(久保田貫一郎君) 請願第千六百十号、和歌山県大島村に駐留軍基地設置反対の請願でございまして、請願者は和歌山県東牟婁郡大島村長、辻伊八君外六百七十七名、紹介議員は徳川頼貞君でございます。 理由は、今回、大島村大森地区が、駐留軍の通信施設候補地に選定せられたのでありますが、次のような理由から、我々は断固として反対するものであります。即ち第一、耕地面積僅か百町歩に足りない狭い村内で、十四町歩に
○専門員(久保田貫一郎君) 駐留軍の基地関係の請願、陳情は十四件ございますが、内容から区別しますと八件ばかりになると思います。関係のある請願、陳情は一括して御説明申上げます。 先ず請願百八十二号、静岡県池新田町外三箇村地内に駐留軍射場地設定反対の請願、請願者は静岡県小笠郡池新田町長宮本榮太郎君ほか四千九百四十三名、紹介議員は河井彌八君であります。今回駐留軍の射場に決定した静岡県小笠郡池新田町、佐倉村
○専門員(久保田貫一郎君) 三千二百五十四号請願は、福岡県古賀開拓地の接収除外に関する請願でございます。請願者は福岡県粕屋郡古賀町古賀開拓農業協同組合内の吉原徳一、紹介議員は田中一君、吉田法晴君であります。「福岡県古賀開拓地は、昭和二十二年度の入植で、入植者の大多数は海外引揚者ならびに戦災者であつて、全く着のみ着のままで入植し、五年間の努力によつて、生産も向上し、政府の自作農創設の線に沿い、各自独立自営
○専門員(久保田貫一郎君) 三千五百五十号請願は、インドネシア共和国における生存者送還および戦歿者供養に関する請願でございまして、請願者は山口県小野田市北中同時南方遺家族会内の三隅俊一外二名で、紹介議員は千田正君であります。「聞くところによれば、インドネシアにおけるわが国戦歿者の数は二十一万柱におよび、しかもこれらの墓標はすでに見る蔭もなく人馬に踏み荒され、またニューギニヤ島その他においては十一万の
○専門員(久保田貫一郎君) 請願第二千九百六十四号、請願者は東京都大田区下丸子三百三十三、関東地方特需労働組合協議会議長松本正夫でありまして、紹介議員は和田博雄君であります。趣旨は、六月十四日に開催されました特需労働者生活権擁護要求貫徹総蹶起大会決議に基きまして、左の四項目を請願する、こういうことでございます。 第一は、特需関係労働者に対しては、日本国憲法に定められた基本人権が尊重され保障されるように
○政府委員(久保田貫一郎君) 外務人事審議会はいろいろの仕事を持つてはおりまするが、外務省令を定めたりしまする際に、いろいろ審議会の意見を微したりするというようなことが相当重要な職責になつておるのでありまして、この審議会の委員の資格その他をきめまする、大体当局で考えておりまする政令の気持といたしましては、政党の役員のようなものは排除して行きたい、こういう考えでございます。
○專門員(久保田貫一郎君) 第三百四十五号の陳情は、アメリカ駐留軍の国立文教地区内ホテル等利用に関する陳情でございます。陳情者は国立の一橋大学内の国立文教地区協会の中山伊知郎氏ほか二名でございます。元来国立町は、学園都市として建設されまして、一橋大学とか国立音楽大学等の学校がありまする文教地区でありまするが、最近売春を業とするホテルなどの開業が殖えましたので、学園都市としての環境が著しく破壊されております
○專門員(久保田貫一郎君) 陳情第三百八号は、神奈川県辻堂元海軍演習地を進駐軍演習地に指定反対の陳情でございまして、陳情者は神奈川県藤沢市の辻堂の藤田純氏ほか一名でございます。神奈川県の辻堂にありまする元海軍演習地において終戦直後から行われました進駐軍の火薬爆破作業並びに演習によりまして地元の辻堂及び鵠沼海岸の一帯は家屋の損傷、ガラスの破損等の被害を受け、修理のできない者が多い状態である上、病人とか
○專門員(久保田貫一郎君) だ捕船舶および乗組員返還に関する陳情、愛媛県の宇和島市の商工会議所会頭、長山芳介氏の陳情であります。昨年の十一月の三日に愛媛県の南宇和郡の竹芳水産会社の第十九、第二十松島丸の船長以下数名が東支那海の東経百二十五度、北緯三十二度の海面で漁撈中に中共軍に拿捕された事件がある。又本年の一月十三日に同じく愛媛県の宇和島市の大東水産会社のトロール船の第十二、第十三、第十八、第十九大東丸
○專門員(久保田貫一郎君) 安全保障條約締結に伴う佐世保駐留地域決定に関する請願でありまして、請願者は、佐世保市長中田正輔外一名、紹介議員は藤野繁雄、岡本愛祐両先生でございます。 佐世保市は、旧軍港都市転換法に基き平和産業港湾都市として再出発したが、朝鮮動乱勃発以来、これまでの占領区域に加えて立神埠頭を初め各所の臨港地区の使用を禁止され、又更に再接收のための手筈に着手せられているが、かくては、市が
○專門員(久保田貫一郎君) 請願第六百号、韓国人のらい患者療養に関する請願でございまして、東京都北多摩郡の東村山町会生園の金哲元氏外七十七名の請願であります。紹介議員は赤松常子先生であります。 趣旨は、政令第三百十九号出入国管理令によれば、その第二十四條に「らい予防法の適用を受けているらしい患者」に対し本邦からの退去を強制できる規定になつておるけれども、韓国人のらい患者にとつては、この強制過去は死
○專門員(久保田貫一郎君) もう一点、第五条でございますが、従来問題になりました大きな問題でございまするが、第五条の説明に、日本国は国際連合憲章第二条に定められた義務を受諾するとありまして、三のところに国際連合が憲章に従つてとる行動について、国際連合にあらゆる援助を与えると書いてございまして、この中には勿論武力制裁の発動の場合の武力行使ということが考えられるのでございますが、その場合に日本国憲法の第九条
○專門員(久保田貫一郎君) もう一点、前文についてお伺いしたいのですが、前文を読みますと、日本国は国際連合の憲章の原則を遵守すると書いてありまして、それで十分だと思うのですけれども、そのほかに、特に第五十五条と五十六条というものを抽出して書いておりますが、五十五条、五十六条というものは人権宣言のようなものとか、経済社会関係のことで、大体はユネスコの目的のようなことを書いておりますが、特にこれを重視してここに
○專門員(久保田貫一郎君) 根本的な問題になるのでございますが、従つてまあ常識的な法律論になるかも知れませんけれども、との条約が調印されました暁には、効力が発生しました暁には、日本国の受諾した降服文書、それに引用されているところのポツダム宣言、又ポツダム宣言が引用しておりますところのカイロ宣言というものは、日本に関する関係においては、過去の歴史的の文書としては残りますけれども、実際の効力のないものとして
○専門員(久保田貫一郎君) 野田先生の御紹介でございまして、日本キリスト教団の小崎道雄さんからの請願でございます。要旨は終戦後五年の星霜を閲しましたけれども、今なお内には人心の不安、道義の頽廃極度に達し、外には国際間の紛争いよいよ募つて戦雲を呼び、遂に動乱は隣邦朝鮮を襲つて、世界を挙げて新らしい戦争の危機に脅かされておりますので、キリスト教団では昭和二十五年十月二十五日から二十七日まで開会された第六回教団総会
○専門員(久保田貫一郎君) 本請願は長野県の藤森さんほか二千六百三十三名の署名捺印を以て提出されたものでございまして、紹介議員は棚橋先生でございます。その要旨は、講和が目前に迫りまして、国民は非常に弄んでおる一方、終戦後五カ年、南方諸地域に戦犯として獄舎に繋がれ、殊に死刑の宣告を受け、鉄窓に坤吟しておる者のことを考えますると、誠に憐憫の情に堪えないものがあります。これらの人々はその犯した罪は一部は日本国民全体
○専門員(久保田貫一郎君) それでは御説明をいたします。本請願は、野田先生の御紹介でございまして、提出者は、元仏印における日本軍の司令官でありました土橋元中将でございます。その要旨は、仏印においては去る昭和二十五年の初めに戦犯に関する裁判を全部終了して、死刑の判決を受けたものは四名ありましたが、それを除いて全部同年の六月上旬に内地に帰還して、巣鴨で服役しているわけであります。ところが死刑の判決を受けた
○専門員(久保田貫一郎君) それでは御説明いたします。左藤義詮先生の御紹介でございまして、大阪の松下好藏氏ほか三百六名の署名のある請願でございます。趣旨は、外地の在住者はこの敗戦によつて、父子二代、三代が築き上げた一切の財産を一朝にして失つて丸裸で帰つて来た。ポツダム宣言には基本的人権は尊重すると宣言されてあるけれども、これに反して在外同胞の財産権は侵害されたまますでに五年を経過した、そうしてこれは
○専門員(久保田貫一郎君) 本請願は島先生、伊藤先生、大隈先生、西川先生、紅露先生、木下先生の御紹介でありまして、東京都の松沢隼人さんの請願でございまするが、その趣旨は、講和條約のいろんな噂がありまするけれども、その中に人口問題の解決には触れていないように窺われるけれども、日本の人口問題解決こそは講和條約の重点でなければならない、そういう趣旨で日本の敗戦によつて植民地を失い、領土には多くの人口があるので
○専門員(久保田貫一郎君) 命によりまして御説明申上げます。請願第三百八十号は徳川頼貞先生の紹介でありまして、和歌山婦人自力更生連盟の鈴木美智子さんの請願でございまして、その趣旨は先ほど御説明になりました請願と同様でございます。つまりこの金は在外公館の御用立として終戰後難民救済資金として外務大臣の訓令に基いて、在外公館に出したもので、国家が当然支出すべき費用を立替えたものであります。そうして帰つてからすぐ
○專門員(久保田貫一郎君) それから領土の復帰に関する第二の請願は、二百五号でございまして、沖繩諸島の日本復帰に関する請願でございます。その趣旨は、大西洋憲章の趣旨に鑑みて、沖繩の諸島は日本に留保されるものと期待しておる。然るに最近の外電は、この島も国連の信託統治になるということを報じておるので、いたく失望しておるのである。国連憲章によると信託統治は自治の力のない住民に適用せられることを原則としておるのでありますが
○專門員(久保田貫一郎君) 徳川議員の紹介されました小笠原島の日本復帰に関する請願の内容を御説明申上げます。 請願書は横田氏以下五名の方の代表者によつて提出されておりますが、その趣旨は、小笠原島の住民は昭和十九年の七月に日本の軍の命令によつて引揚げて、爾来の日本で着のみ着のままから出発して苦しい生活を続けておる。そして今までにも昭和二十四年には衆議院に、又昭和二十五年には参議院に島へ帰らして貰いたいという